【第4期統率者神決定戦】使用デッキと対戦結果
【使用デッキ】
むかつき型ナジーラ
↓使用時のリスト
統率者のナジーラはそれほど重要視せず、5色のグッドスタッフを活かしながら《むかつき》での勝利を目指すデッキ。
ナジーラとのコンボ要員には《直観》とのシナジーを重視して《飛行浄火の戦術家、デリーヴィー》と《ドルイドの保管庫》を採用。
この2枚は《セヴィンの再利用》との3択にすることで確実に《直観》からアクセスすることが出来る。
その分、3人のプレイヤーにダメージを与える必要がある《不気味な雇われ人》や、土地基板に左右されやすい《自然の意志》は不採用です。
【対戦結果】
■1戦目
ケリク〇
ナジーラ
統一アトラクサ
ダーゴジェスカ
1番手ケリクが《魔力の墓所》+《陰謀団の儀式》スタートでケリク着地
その後誰も触れられず2ターン目キル
卓的に盤面干渉に期待できないため当然の結果
■2戦目
エシカ
ティムナダーゴ
ナジーラ
ログテヴェ〇
エシカが見え見えのスパイ構築
死儀礼+マナファクト多めで、エシカを睨みながら2ターン目むかつきを狙う動き
しかし死儀礼にエシカが《精神壊しの罠》をあてられる。
そして4番手のログテヴェがマナ加速から50%ギャンブルを通して《むかつき》で勝利
■3戦目
ナジーラ〇
ロッコ
ティムナクラム
ジェスカダーゴ
初手に《宝石の睡蓮》があり好調なスタート
ロッコが2ターン目にドラニスの判事を着地させ、クラムやダーゴが出てこない展開になる。
盤面が並び始めてティムナは動けない中、ロッコが波止場+剣歯虎を決めようとするも自分が精神壊しで止める。
その後、盤面リセットを狙ってティムクラが《毒の濁流》に対し否定の力を合わせる。
その後、ドルイドの保管庫を着地させ勝利
■4戦目
現実チップ
ナジーラ〇
ジェスカダーゴ
ギトラグ
初手に《ギャンブル》+《思考停止》+《セヴィンの再利用》があったため、《死の国からの脱出》での勝利を目指す。
色拘束的に1ターンで決めれなかったため、《死の国からの脱出》を唱えつつストーム貯めて自身に《思考停止》で墓地をためてEND。
《現実チップ》が《ジョイラの使い魔》+《師範の占い独楽》で勝ちに行くところをギトラグが《致命的なひと押し》で阻止
ターンが帰ってきたところで《セヴィンの再利用》で《死の国からの脱出》を釣って勝利
■5戦目
シャライ
ティムトラ〇
ナジーラ
ログテヴェ
《宝石の睡蓮》で1ターン目にナジーラを着地させるも、フェッチに《エイヴンの思考検閲者》を当てられ、土地が詰まり苦しい展開
《タッサの信託者》と《汚れた契約》は引けてたものの中々土地を引けず
シャライとログテヴェがやり合ってる中、リス研だけ置いて永遠と放置されていたティムトラがデモコンタッサを決めて勝利
■6戦目
ナジーラ×
運命の炎、ユースリ
覚えてない
ウルザ
マナファクト展開から3ターン目に《むかつき》を構えつつターンを渡す。
ユースリが《クラークの親指》を置いた状態から5連続表を決め全知状態を獲得し、テイクターンを打ってきたため、そこで《むかつき》を打つ
しかし、打消しや《致命的なはしゃぎ回り》がめくれず、殴られて死亡
なお、テイクターンしても勝てずにターンが回ってた模様…
【感想】
2戦目は精神壊しケア、6戦目は落ち着いていれば十分勝てたため、4勝は目指せた内容ではあった。
全体的にミッドレンジが多く、ターボ系もそこそこ居る。
スタックスはかなり少数派に見える。
今回はやたらダーゴジェスカに当たったが、スライサーを知ってる身からするとほぼ何もしない人なので、100円払ってレバー握ってる人のイメージが凄い。
上位は干渉能力が低く、走り出すと止めにくいタイプの統率者が多い印象を受ける。(《ウェザーライトの艦長、ジョイラ》みたいな感じ)
予選は多分抜けやすいと思うが、決勝はしっかり対処されるため只々辛そうなので、そういうデッキは上を目指すなら怪しい気がする…
席順は運がよかったとはいえ、人によっては後番手が偏っていたりするため、いつか改善してほしい。
相変わらずドロップが出ると3人卓とか出てきてしまうのは、統率者のルール的に中々難しい問題ですね。
調整仲間のスライサーは見事予選抜け。
決勝トナメでも中々の活躍を見せてくれたので満足しました。
関東や関西では盛んなガチコマが、名古屋では相変わらず開かれない…
こういう競技志向の統率者イベントが地元で少ないのは中々辛いとこですが、引き続き練度を上げていきたいですね・
【EDH】船殻破りの禁止について
EDHで久しぶりの禁止改定があったので、頭の中整理がてら文字に起こしました。
暇なときにでも読んでください。
■禁止された理由について
今回の禁止について、《船殻破り》が単純なオーバーパワーカードだから禁止になったという訳ではない。
本来カードを通常ドロー以外のドローを咎める守備的な立ち位置よりも、能動的に相手をドローさせる手段(Timetwister、意外な授かりもの等)と組み合わせる攻撃的なコンボ要素が強いことが問題視されているという事である。
《船殻破り》と同様に他プレイヤーのドローを置換する《概念泥棒》や《覆いを割くもの、ナーセット》でも手札リセットと組み合わせるコンボは同様に可能ではあった。
しかし、《概念泥棒》は青黒と色を選ぶことに加え、本体は4マナと重い部類になり、《覆いを割くもの、ナーセット》は4人対戦環境でのPWということもあり盤面には残りにくいことから使用頻度はそれほど高くはない。
これら2枚と比べて《船殻破り》は色拘束が緩く、出しやすいこのカードは採用幅がかなり広くなった。
さらに、コンボの相方が手札リセットというユーティリティであるため、本来ならば受動的な3マナのカードはアグロ系のデッキには採用されない傾向にあるにも関わらず《船殻破り》は採用されるケースが多い。
※近いデザインの《敵対工作員》はアグロ系のデッキではほぼ採用されない。
こういったことから、防御札としての機能より、ユーティリティのみで構成されるほぼ勝ち確コンボとして幅広いデッキで採用され、頻度の高さから問題視され、禁止に至ったのが一番スッキリ納得できます。
■禁止による環境への影響
《織り手のティムナ》や《トリトンの英雄、トラシオス》、《ルーデヴィックの名作、クラム》、《ギトラグの怪物》の様な強力かつ持続的なドロー能力持ちが復権しそうです。
《織り手のティムナ》+《ルーデヴィックの名作、クラム》の組み合わせたOpus Thiefや、長期戦を意識したミッドレンジ系では再び《概念泥棒》が採用されそうです。
■昨今の他の強力なカードの扱い(特にネットでうるさいやつ)
・《ドラニスの判事》、《敵対工作員》
どちらも昨今の妨害能力持ちクリーチャーであるが、防御札以上の機能を持っていないため、それほど問題視されていないと感じがします。
船殻破りは防御的な用途であれば気にしていない様子ですし。
一応、どちらも船殻破り同様に攻撃的なコンボも持ち合わせているが、単体として今一なせいか見ることが殆どありません。
同様にほぼ勝ち確な状況に成り得るコンボではあるため、流行するようなら禁止になる…のかもしれない。
・《タッサの信託者》
現状最もメジャーな勝利手段ではあるが、《タッサの信託者》本人の単体性能はゴミ。
相棒となる《汚れた契約》と《Demonic Consultation》は最低限サーチカードとして機能するが、リスクが高さから使わなければ負けるという場面以外ではほとんど使われることが無い。
単体性能という面では《二つ身の炎》+《二重詠唱の魔導士》の方が単体で仕事をする。
もちろん《タッサの信託者》がETB能力なため、着地さえすれば本体を除去されても問題ないため上記のコンボが完全に優れているわけではない。
過去、《閃光》+《変幻の大男》(通称:ハルクフラッシュ)が猛威を振るったことで《閃光》が禁止になっていますが、ここで問題になるのは2枚コンボやマナの軽さではなくインスタントタイミングの勝利手段だったこと。
インスタントタイミングゆえ、先に仕掛けた方が負ける状況に成るためにゲームが硬直することが問題視されたためであって、《タッサの信託者》を《閃光》と同等のカードパワーで語ることは出来ません。
発表当初は同様のパワーカードにも飛び火するものかとヒヤヒヤしていましたが、理由を見る限りはそんな事はなさそうで一安心ですね。
一方で禁止解禁を望む声もチラホラ。
《パラドックス装置》とか解禁すると色んなコマンダーにチャンスがあっていいと思うんですがね。
改めて禁止リスト見るとどれもヤバい奴らだけど、この中に《船殻破り》が仲間入りすると思うとパワー不足感ありませんかね…
ではまた
【cEDH】創造の座、オムナス
新たな色を獲得してZNRスタン環境で暴れてしまい、最速スタン禁止記録を更新した「創造の座、オムナス」。
そんな彼の生き場所として早速EDHデッキを考察してみましょう。